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ホバークラフトの由来や歴史、原理についてご紹介致します。ホバークラフト(Hovercraft、ACV)とは、空気の力を利用して船体を浮かして進む、今 までとはまったく違う発想から生まれた水陸両用の乗り物のことです。ホバークラフトがどのようなものかまずはご覧ください。

※現在ホバークラフトの製造は行っておりません。お客様のご希望により、これまで培ってきたホバークラフトの技術を提供する技術指導を行っております。

新型ホバークラフト「CHALLENGER(チャレンジャー)」

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従来の浮上用と推進用の空気をシングルエンジンで配分するホバークラフトに対し、浮上、推進をそれぞれ独立させ、「浮く」「走る」を効率よく、しかもパワフルに実現させたアクアマリーンの6人乗りホバークラフト「CHALLENGER」(チャレンジャー)。操縦性の向上のため、流体力学を応用した、3方向ラダー(操縦舵)を搭載し、操縦性を大幅に向上しました。

さらに、重量のため搭載困難とされた4サイクルエンジンを2機搭載、6人乗りなのに小型軽量で、低燃費、低騒音での走行が実現、他に類を見ないコンセプトで実現しました。しかも、「CHALLENGER」はキャビンを標準装備!より高い居住空間を作り出すことに成功、その乗りやすさは他を圧倒しています。業務用としてだけではなく、クルーザーとしてもホバークラフト独特の乗り心地を是非体感して下さい。

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・推進ユニットに直径1200mmの4枚広幅翼(こうふくよく)を採用。高い推進力を実現。

・従来のホバークラフトと比較して、走行時の騒音の低減化に成功。

・ツインエンジンを完全収納。海水や外部からの汚れからエンジンをガッチリガード。

・浮上、推進、両方のエンジンに4サイクルを使用。今までにない低燃費での走行を実現。

・オリジナル設計によるラダー(方向舵)を使用しており、高い操縦性を保持。

・低重心設計により、安定した走行を実現。

・アクアマリーンオリジナルスカートを採用。多少の段差にも対応することが可能。

・6人乗りキャビンの標準装備により、より快適で安全な船内を実現。(用途により取り外し可能)

・快適な船内を作り出すエアコンを搭載 (※オプション)

・お客様の利用方法に合わせた仕様変更が可能。 (※オプション)

業務用ホバークラフト「KINGFISHER(キングフィッシャー)」

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現場の声をそのまま形にしたのがこのホバークラフト「KINGFISHER(キングフィシャー)」です。あらゆる作業状態はもちろん、災害救助や巡視任務にも十分活躍できる構造と機能を兼ね備えています。

従来のホバークラフトは、エンジン停止時における船内外における作業は困難を極めていましたが、キングフィシャーホバークラフトは独自船体構造を兼ね備えており、エンジンを停止しても十分に作業を遂行することができます。もちろん、夜間走行や災害救助も考慮した装備を充実させており、作業する立場を十分に考えた末、作り出された安全設計のホバークラフトです。

キングフィシャーホバークラフトは、使用時のことだけを考えてあるわけではなく、運搬や格納時の事も十分に考慮されています。ホバークラフト左右のウィング(船体の横に出ている部分)を運搬時や格納時は簡単に折りたたむことが可能で、3,000mm(3m)の横幅が、折りたたみ時には2,000mm(2mm)になり、一般4トントラックに積んで運ぶことが出来ます。

作業現場への利用をお考えの方は、是非ともこのキングフィシャーホバークラフトをご利用下さい!

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・業務用として幅広く対応しており、特に災害救助や巡視を目的として開発!

・過酷な業務使用に対応するため丈夫なキャビンを採用!

・キャビン内の居住スペースを大きく確保することにより、様々な作業環境に対応可能!

・浮上エンジンと推進エンジンに互換性を持たせ、メンテナンス性の向上と余裕のある浮上力を確保!

・浮上ファンは、シャフトドライブ駆動方式を採用しており、信頼性・耐久性が大幅に向上。さらに、エンジンは船体内に完全収納して、海水からの塩害を プロテクト!

・浮上用ファンは、2段式ファンを採用。高静圧と大風量を確保しており、積載能力の向上を確保!

・災害救助用として夜間航行が可能となっており。航海灯、サーチライト、黄色閃光等を完備!

・エンジンを止めても作業を行えるように非常用発電機を装備しており、どのような作業環境にも対応可能!

・後部座席はすべて折りたたみ式になっており、更なる居住スペース、作業スペースを確保!

・陸上でのトラック運送移動を可能とするために、船の両側が折りたたみ式になっており、4トントラック(最大横幅2.2m)に搭載可能!しかもその復旧作 業は簡単で短時間!

・スカートは、凹凸面を走って痛んだとしても、航行できるように、独立フィンガータイプを採用!

・さらにスカートの接地部分は、耐消耗用の特殊なスカート生地にを採用してあり、耐久性を向上!

・災害救助用として、災害無線、スピーカー拡声機などの通話手段も確保! ・エンジンの状態はすべてモニターで目視することが出来、異常を早期発見することが可能!

・推進プロペラは、推進効率のいい4翼(カーボン製)を使用してあり、効率の良い推進力を確保!

・居住区は、防音と遮音構造になっており、船外の騒音を低減してあり、会話することも十分可能!

・キャビンの出入り口は、通行しやすいようにガルウィング方式(縦型開口方式)を採用!

・エンジンが停止したとしても、船内に浸水が起こらないための特殊構造を構築!

・6人乗りキャビンの標準装備により、より快適で安全な船内を実現。 (用途により取り外し可能)

・快適な船内を作り出すエアコンを搭載 (※オプション)

・お客様の利用方法に合わせた仕様変更が可能。 (※オプション)

多目的ホバークラフト「SEAGULL(シーガル)」

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多目的をテーマに製造されたホバークラフト「SEAGULL(シーガル)」は、小型軽量の業務用ホバークラフトです。アルミ合金製による船体ながら船体総重量は500kgと抑えてあり、人を運ぶためのパッセンジャーとしての役割の他、運搬作業用、もちろん、業務用としても十分すぎるほどの性能を備えています。

作業効率や多目的を一番に考えた空間設計は、浮上用エンジンを後部に配置することで、大容量のスペースを確保し、エンジンは軽量化のため、2サイクルエンジンを2基使用しています。船内においても、作業スペースの更なる確保と船体バランスを容易に確保するために、座席構造がスライド式となっており、簡単な操作で作業スペースや、船体バランスを確保することができます。

そして、何より最大の特徴として、船体が多目的構造に作られており、ホバークラフトだけではなく、ウィング(船体の横の部分)やスカートを取り外して、プロペラボートとして使用できるほか、後部の推進プロペラまでも取り外す事が可能で、船外機(モーター等)を用いて、浮上航行することができます。

もちろんホバークラフト運搬に関しても十分に考慮されており、普通4トントラック(横幅最大2.2m)に収まるように設計されています。

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・多目的業務用として居住空間を大きく取ってあるので、人を運ぶためのパッセンジャーや運搬用はもちろん様々な作業環境での使用が可能!

・小型ながら積載量を増加させるため、軽量設計に出来ており、より多くの物や人を運搬することが可能!

・軽量化をはかるため、エンジンは2サイクルエンジンを2基採用!軽量ながらパワフル!

・キャビン(居住スペース)を大きく確保するため、浮上用エンジン及びファンを後方に設置!

・メンテナンスの向上と更なる軽量化をはかるため、スカートはバグフィンガーを採用!一部破れてしまっても、破損箇所のみの取替えが可能!

・推進プロペラには、大口径のものを使用しており、エンジン出力あたりの推進力を改善!

・船内の座席部分は、軽量化により、バランスが崩れた場合も考慮して、スライド式の座席を採用!安全面に対して強化!

・業務用、もしくは、災害救助や巡視目的として利用できるように、運転座席を高位置に設置し広い視界を確保!

・多目的ホバークラフトらしく、ウイング(船体の横の部分)とスカート(空気を入れる場所)をはずすと、エアーボートとして利用することも可能!  (※エアーボート=船の形状だが、プロペラによって推進を行う。湿地帯などで利用されている)

・さらにプロペラ部分をはずすして、船外機(モーター)を利用して、一般の船舶としての航海も可能!

災害救助用ホバークラフト「AQUA-RESCUE(アクアレスキュー)」

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災害救助の現場を中心に考え出されたアクアレスキューホバークラフトは、飛行機事故や浅海地域での船舶事故などを想定して設計した特別仕様の災害救助用ホバークラフトです。様々な災害現場に対応するために設計されたそのフォルムは、特に飛行機事故災害に対しても柔軟な対応を行えるように、低高になっています。特に推進用プロペラは、ツイン推進プロペラを採用しておりシングルプロペラに対して、小口径のプロペラで強力な推進力を獲得することができました。また、このホバークラフトは軽量に設計されており、ホバークラフトの大きさに対しての積載能力を大きく向上させました。また、災害救助時の現場作業性を考え、ホバークラフトの乾舷高を低めに設定しており、要救護者を迅速に収容できるようになっています。

さらに、アクアレスキューホバークラフトの大きな特徴のひとつとして、要救護者を安全に運ぶことを可能とするためにホバークラフト内に寝台を装備しており、収容した救護者を安全な状態で運ぶことができます。もちろんこのホバークラフトには、強力なサーチライトを装備しており、しかもコックピットの座席は立った姿勢に近い状態で運転できるように設計されており、要救護者を早期発見するための最善の工夫が施されています。

このホバークラフトの構造は、現場作業を中心に考え効率的に設計されており、過酷な作業にも耐えるように強化してあります。浮上するために必要なスカート(空気をためて浮上させる場所)も、独立型フィンガー(スカートが細かく独立している)を採用しており、万が一スカートが破れたとしても残りのスカートで走行できるようになっています。

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・浅海域等での飛行機災害等の特殊災害にも対応できるように設計!

・ホバークラフト全体の構造を低く設計しており、飛行機災害の際でも、羽等の下に潜りこめるように設計!

・ホバークラフトの全高を低くするために、小口径のツイン推進ユニット(小口径推進プロペラ2機)を採用!

・乾舷(水面にホバークラフトがある状態での水面から上甲板(じょうかんぱん))を低く設計しており、災害時の要救護者の収容が行いやすい!

・救助した人々を安全な姿勢で運べるように、船内に寝台を設置! ・救助した人々を寝台姿勢で運べるように、幅が広いキャビンを採用!

・より軽量化をはかるため2サイクルエンジンを採用 ・夜間時の災害も考慮して、夜間航行装備を設置!

・長時間、長距離での作業も行えるように大容量の燃料タンクを配備!

・船体底部にあるスキッドレール(地面などと接する場合を考えて作られた部分)や強化が必要な部分には、ステンレスを採用し、過酷な作業現場にも耐えることが出来る構造となっている!

・独立型のフィンガースカート(空気がたまる場所)が各自独立しており、万が一スカートが破れたとしても残りのスカートで走行が可能!

・災害などでのレスキュー活動をサポートするため、強力なサーチライトを装備!

・運転者が要救護者や障害を早期発見できるように、コックピットの座席は高位置に設置!

無人調査ホバークラフト「AQUA-HUNTER(アクアハンター)」

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通常人が踏み込めない危険な地域や、作業効率の向上を目的として製造された、無人探査用ホバークラフト「AQUA-HUNTER(アクアハンター)は、埋め立て地域の調査や、浅海地域での調査等に利用されています。

このホバークラフトには、緯度経度を計る、GPS機能のほか、浅海地域等で深度を計測するオートレッド(深度測定器の一種)を装備しており、無人による遠隔操作にもかかわらず危険な地域等での正確な調査・探査が可能です。

アクアハンターホバークラフトは、無人での操縦をコンセプトに設計開発されており、遠隔操作においても安定した操縦を可能とする、特殊サーボ機能(進む方向を一定にする機能)を装備しているほか、風や波の影響が極力少ないように船体を低重心に設計されています。

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・無人での遠隔操作が可能!

・現在地の緯度経緯を計るGPS機能を装備しており、現在地を正確に把握!

・浅海地域での深度を計測する、オートレッド(深度測定器の一種)を装備しており、現在地での深度を正確に計測!

・安全な無人走行を行うため、操舵制御(方向舵)に特殊なサーボ機構を採用しており、舵がまっすぐに戻るようになっている!

・遠隔操作でもホバークラフトがどの方向に走っているか判別できるように、左右に方向確認ランプを装備!

・パソコン画面上で現在地やホバークラフトの方向など、モニター視可能!

・パソコン画面上のみでも、ホバークラフトの操作が可能!

・無人運転でも、安定した走行を実現するために、低重心設計になっており、風等の影響を受けにくくなっている

・干潟での走行時や陸上での走行時に、干潟や地面の割れ目があっても走行できるように、浮上率をアップ!

・バランス制御の向上のために、エアークッション部分を分割してある!

・静止状態からの推力を向上させるために、飛行機用のプロペラを採用して、推進力の向上を行っている!

・無人操作用、探索用のIC制御装置を保護するため全天候に対応する船体構造となっている!

・緊急時などを考慮して、有人(4名程度)を乗せて走行することも可能!

レジャー用ホバークラフト「AQUA-JOY(アクアジョイ)」

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より快適で、爽快に楽しんでほしいと、アクアマリーンは、新しいタイプのレジャー用ホバークラフト「AQUA-JOY(アクアジョイ)」を開発しました。浮上と推進を独立させたタイプで、走行スピードに影響されずにホバークラフトを自由に操ることができます。

アクアジョイホバークラフトは、高い法基準をクリアしており、通常の小型ホバークラフトが平水区域(湖、川及び港内等の水域)のみで走行可能なのに対し、アクアジョイは限定沿海区域(海岸から20海里(約37km)以内の区域で最大スピードで2時間以内に港やポートに戻れる区域)での走行が可能で、より広い地域で楽しむことが出来ます。

もちろん、水上でのあらゆるシチュエーションを考え、エンジンを停止した状態でも大丈夫なようにホバークラフトの船体と浮上ファンからの送風口を完全に独立させており、安定したクルージングを楽しむことができます。

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・レジャー用ホバークラフトとして業界で初めて浮上エンジンと推進エンジンを独立!浮上と推進を独立させたために、走行スピードを自由に設定することが可能!

・浮上ファンを使ってホバークラフトを浮かせれば、一人でも押すことが可能!

・エンジンをホバークラフト内に収納することで、外部の汚れからエンジンをガード!

・推進効率を上げるために、小型飛行機用のプロペラを標準装備!

・ホバークラフトが走行中にスカートを巻き込んで前のめり(プライン)にならないように、推進プロペラの角度を初期設定の段階で調整済み!

・スカート(浮上用の空気をためる場所)に、細かく分かれた袋状独立型フィンガースカートを採用しており、さらに、ホバークラフトの安定性を向上させるために、独自設計のスカートを採用!

・浮上用の空気を送るダクトとホバークラフトの船体を独立させて、水上で停止しても水が浸入しない設計になっている!

・アクアジョイは法基準をクリアしており、通常のホバークラフトでは平水区域のみ航行可能に対し、 限定沿海地域まで航行が可能!

・通常の小型ホバークラフトが2人乗りに対して、3人乗りに設定!

・ラダー(方向舵)にエレベータ( 昇降舵、上下軸の制御装置)を採用しており、ホバークラフトの走行をより安定させる設計になっている!

・大口径の飛行機用プロペラを採用し推進力がUP!

・浮上用・推進用スロットルをオリジナル設計でひとつのスロットルで操作が出来る!

レジャー用小型ホバークラフト「AQUA-KID(アクアキッド)」

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ホバークラフトをもっと手軽に、簡単に皆様に親しんでもらいたいと、車で簡単に運べる超小型のホバークラフト「AQUA-KID(アクアキッド)」は、総重量も80kgとかなり軽い設計になっています。

ジェットスキーの大きさとさほど変わらないアクアキッドホバークラフトは、レジャー用として軽快に楽しんでもらえる事に重点を置いて開発されたホバークラフトで、トリッキーな走りに特長があります。さらに、お客様自身にオリジナルのホバークラフトを楽しんで頂きたいと、エンジンの載せ変え等が簡単に行えるようになっています。

アクアマリーンでは、1エンジンを採用して、更なる小型軽量に取り組んでいます。小型にすることを考え抜いた推進プロペラも小口径で大きな推力を得るために、マルチングファンを採用して、十分なスピードを実現しました。

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・アクアキッドホバークラフトは、レジャー用としての利便性を追求してコンパクトに仕上がっており、持ち運びが簡単!

・ジェットスキーに近いフォルムで、遊びの感覚を徹底追及した新しい操縦感覚とトリッキーな動作!

・エンジンを乗せ変えることが気楽に行えるよう設計されており、オリジナルのホバークラフトを独自で製作できる!

・操縦ハンドルには、ジェットスキーに使用されているものを採用し、軽快な操縦が可能!

・個々で楽しめるよう改造が容易!

・機動性、操縦性が高いバイクライディングシートを採用!

・推進・浮上プロペラには、マルチングファンを用いており、高い風量を小口径ながら確保!

ホバークラフトの秘密
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ホバークラフトは、水陸両用の乗り物で空気の力を利用して船体を浮上させ走行します。その大きな特徴は、浮上して走行するところにあり地面や水面の摩擦や抵抗から開放され、水陸問わず走行できるところにあります。また最近では、水陸空三用のホバークラフトも登場し今後さらに開発が進むといわれている乗り物の一つです。

大元の発案者は、 イギリスの電気技術者クリストファ・コッカレルで、自分のボートのスピードを上げようと考えた結果、最大の障害となる水の抵抗を減らすためいろいろな工夫をして艦体自体を水面から浮かせることを考えついたと言われています。

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ホバークラフトとは、英語で”Hovercraft”を日本語に訳した言葉です。日本では一般的にホバークラフトと呼ばれ、他にもホーバークラフト、ホヴァークラフト、水陸両用艇、エアーボートなど呼ばれています。

外国(英語圏)では、「Hovercraft, ACV(Air Cushion Vehicle, Hover Boat, Air Bort など呼ばれています。  ホバークラフト(HoverCraft)という言葉は、英語の「Hover=その場で浮上して静止する」という単語と「 Craft―乗り物」という単語の造語です。Hovercraftの名称は本来、イギリスの ブリティッシュ・ホバークラフト社の商標なのですが、一般名称としての使用を許可しているため、現在ではホバークラフト(Hovercraft)と呼ばれる事が一般的となりました。正式名称は、Air-Cushion Vehicle (ACV=エアクッション艇) と呼ばれます。日本では、ホーバークラフトと呼ばれていましたら、現在ではホバークラフトの方が一般的です。

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 ホバークラフトはその名称から連想できるように、地面や水面から浮き上がって走行します。その原理は、空気の力を利用して船体を浮かして、飛行機のようにプロペラを用いて走行します。日本国内においては、業務用やレジャー用も含めて約1,000基ほどの小型ホバークラフトがあるといわれており、大型のものとしては、大分県にある大分空港~別府間で運航していた旅客用ホバークラフトが有名です(2009年運行終了)。

ホバークラフトが地面から浮上する原理は、空気の力を用いていますが、ヘリコプターのように下向きの強力な風を用いて船体を浮かしているのではなく、船体と地面や水面の間に空気が溜まる場所を作り、その空気圧と空気の溜まる場所から噴出す空気の力を利用して船体を浮上させています。

「空気の溜まる場所」を作り、ホバークラフトを浮上させるための重要な部品に「スカート」というものがあります。このスカートは船体の下部に取り付けられており、空気が地表や水面以外から逃げないようする船体を浮上させるための重要な部品です。これで効率よく艇体を持ち上げることができると同時に、波や突起からくるショックを和らげるので沼沢、砂浜はもちろん、水上の浮遊物などの影響を受けずに最短距離を走ることができます。

ホバークラフトの原理

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